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叱らない保育とは

「叱らない保育」をご存じでしょうか?
誰しも叱らずに子どもがすくすく育ってくれたならそんなにいいことはないと感じるのではないでしょうか。
今回は「叱らない保育」についてご紹介いたします。

怒ると叱るの違いとは

皆さんは「怒る」と「叱る」の違いについて説明できますか?
簡単に言ってしまうと怒るとは利己的な理由、叱るは利他的な理由が原因です。
叱責している相手が感情的に自分のために理由なく怒っている場合それは「怒る」で、叱責する相手のことを慮って厳しい言葉や耳に痛い言葉を言っているのであるならばそれは「叱る」です。
ですから、子どもに対して適切なのは怒るのではなく叱ることだといえますね。

叱らない保育とは

叱らない保育とはその名の通り子どもに対して叱らない保育法を言います。
実は子供は自分が思っている以上に観察力に優れていますし、周りの人間の行動をよく見ていますので、何か悪いことやまずい行動をしたときに叱りつけずとも周りの態度がいつもと違うことを察すると自分自身に疑問を持つものです。
例えば食事時に遊び食べをして食べ物が床に飛んでいった場合「拾いなさい!」と叱るという方法もありますが、子どもに対して落胆の態度や悲しい、残念だなといった態度を見せて保護者や保育士自身が片付けます。すると子供は自分の行動によって悲しい思いをさせたということに気づくことが多いので、なぜ遊び食べをしてはいけないのか、なぜ片付ける必要があるのかをかみ含めるように説明すれば理解することはできるはずです。

突発的に叱ることではなく、子どもの何でだろうという気持ちを育てること

叱らない保育において重要なことは、子どもがおのずと気付くように仕向けるということです。
毎日がみがみ叱っていては保護者や保育士自身疲れてしまいますし、子どもからすれば苦手意識が生まれます。
なるべく自分で今の行動は悪いことだったと気づくように仕向けましょう。
しかし、危険なことや命にかかわるようなことや犯罪につながるようなことは大きな声を出してでもすぐに止めて叱らなければいけません。
何事もケースバイケースですね。