保育士が退職を考えるのにはどんな理由があるのでしょうか。人間関係、給与、勤務体系、さまざまな理由があると思います。
ここでは、実際の退職理由で多いものTOP10のご紹介と実際の保育士の声を伺っています。
【退職理由TOP10】
実際の退職理由で多いのはやはり、人間関係が多いもの。半数以上は人間関係の理由でした。保育は責任の重い仕事です。ストレスや悩みを抱えている状態ではよりよい保育活動を行うことはできません。
転職を検討しているあなたの悩みは以下に当てはまるようなら、早めに退職をすることを検討しましょう。
1位 上司や同僚など人間関係の悩み
2位 業務量や残業の多さについて
3位 園長や施設長への不満
4位 給与面での不満
5位 プライベートとの両立
6位 保護者トラブル
7位 保育がうまくいかない
8位 園や施設への不信感
9位 結婚・妊娠などプライベートの変化
10位 勤務時間の長さ
【退職を決めた人の声】
実際に退職を決めた方にお話しを聞いてみました。
・私が最初に勤務した園は、主任がすべてを取り仕切り、自分が気に入らないことは全部否定するような人でした。
先輩の中には、主任を恐れて何も意見が言えずにうつ病になった保育士もいました。このままでは私も耐えられなくなると思い、思い切って退職を決意。今の園は、保育士同士仲が良いので毎日、子どもたちの保育に集中できています。
転職サイトに登録して良かったと思います。(東京都・27歳)
・私は保育士を辞めたのは、園長のパワハラが原因です。保護者とトラブルになった時、私の話も聞かずに全ての責任は私にあるようにされてしまいました。
ことあるごとに園長から叱責を受け、円形脱毛症になってしまい、体重も10キロ落ちました。辞めた今、やはり子どもと触れ合う仕事に戻りたいので、転職サイトに登録し、再就職に向けて活動しています。(千葉県・24歳)
・お給料は安いのに持ち帰り仕事も多く、なかなか自分の時間を持つことも困難でした。お休みの日でも行事の前には出勤が当たり前になっていて、体調を崩してしまい、他の保育士に迷惑をかけることも。このままでは、なかなか思うように保育活動もできなくなるんじゃないかと思い、転職を決意しました。(神奈川県・26歳)
【退職を決意したら】
あなたがもしも退職を決意したら、早めに退職を申し出ましょう。卒園のなどのタイミングが一番よいのですが、ご自身のモチベーション、体調などの必ずこのタイミングで退職できるか分かりません。
また、退職を告げる際、必ず理由を聞かれますが、退職理由についてどのように言えばよいか悩んでしまいますね。
円満な退職を望むなら、愚痴にならないように前向きな理由を伝えましょう。給料や残業時間などの理由でもモチベーションの維持や保育の質・仕事の効率化といったように前向きに変えることは可能です。前向きな理由を考えるのはなかなか難しいかもしれませんが、退職をする際だけでなく転職の際の面接にも使えます。