現在のコロナ禍真っただ中において、現役の保育士はどのように感じ、考えているのでしょうか。
今回はコロナ禍における保育士の不安やホンネについてご紹介します。
保育士の給与はまだまだ低い
保育業界では年々給与の低さが問題になっており2017年ごろから少しずつ改善はされてきていますが2020年の現在においても全職業との平均値より3割を下回る給与になるようです。
私立か公立かによって給与に差はあるかとは思いますが、大勢の子どもを預かり、たくさんの人が出入りし、衛生面でも気がかりなことが多い保育の現場では特別な手当てもなく続けていくことには不安を感じている保育士も多いようです。
自分の身だけ守ればいいというものではない
保育園は上記の通り多くの子どもを預かって保育する場所です。
大人のように状況を理解したり、しつけが行き届いているかというと幼児を相手にするわけですから難しいと思います。
どこで何を触ってきたかわからない、トイレトレーニングも完ぺきに終わっている子とそうでない子もいます。
保育士がどれだけ気を付けても完全に除菌殺菌することか難しいうえに、今日起用が理解できない子供側からすると子供同士や先生にくっついて遊んではいけないことやマスク着用を強要されることは理解ができないからこそ不満やストレスもたまるというものです。
自分だけ対策をきっちりしておけば感染しないのかというとそうでもなく、特に保育園では園全体での感染しないように対策を行うようにしなければいけませんので、完全な除菌や殺菌は難しいと感じている保育士は多いようです。
転職の需要
現在各保育園の体制やコロナなど不測の事態に対する考え方などが浮き彫りにされてきていることから転職を考えている保育士も多いようです。
しかし考えてみると今転職をした場合、コロナ禍で保育士募集をしている保育園はなぜ人手不足なのかを今一度考えてみる必要があります。
新規開設園や規模拡大で保育士が純粋に必要なのか、コロナ禍で問題が浮き彫りになり、保育士が辞めてしまったからなのか、よく見極めましょう。