収入面での安定感もあるため、公立保育園への就職を希望する人が近年増加しています。
ここでは、公立保育士になるための条件などをご案内しています。
【そもそも公立保育園の保育士とは?】
簡単にいうと地方公務員の保育士です。収入面での安定感もあるため、公立保育園への就職を希望する人が増えています。
公務員の保育士として勤務をするためには、自治体による公務員試験に合格することが必須。また、公務員試験の他に地方自治体で保育士採用試験を受け、保育士資格を取得する必要があります。
公立保育士の試験に合格してもすぐに勤務できる保証はありません。採用候補者として登録され、対象エリアで欠員が出た際に施設側より採用も申し出があってからの採用となるのです。
【最難関の公立保育士、試験の難易度や倍率は?】
先にも述べましたが、欠員が出て補充が必要な場合に募集があるため、毎年決まって募集があるとは限りません。また自治体によって差があり、1、2名の募集に対し、受験者は40~50名になることも。倍率も高いところで20倍になることもあるので、公立保育士の試験の難易度はかなり高く、狭き門なのです。
さらに注意したいのが年齢制限です。公立の保育園に採用されるための試験は、各自治体で行っていますので、年齢制限があります。
自治体によってこの条件も異なりますので、必ず事前に確認しておきましょう。
気になる合格の目安ですが、公務員試験の一次試験では何点以上というような合格基準はありません。得点の上位者から二次試験で選考する人数が合格となります。ですから、一次試験では、およそ65%~70%以上の正解率が必要です。
【公立保育士になるための試験対策と勉強法】
公立保育士になるためには、公務員試験を受ける必要があります。特に教養試験は、中学校から高校までに勉強した内容が幅広く出題されます。
そのため、どんな部分にポイントを絞ればいいか分からないという方も多いもの。そんなときは、自治体で過去に出題された過去問題をチェックすることが効果的です。時間と予算に余裕があれば、公務員試験専用の学校に通うことも検討しましょう。
また、専門試験では基本的に一般の保育士資格試験と変わりませんが、自治体によっては、保育と関係の内容な問題が出題されることもあります。
さらに自治体によっては、小論文が課せられることもあるので、ご自身が受験する自治体の試験内容を事前に確認しましょう。
2次試験は、面接が重要になります。あなたの保育に対する思いを笑顔でハキハキと答えるようにすることが大切です。