保育士の転職の際、「履歴書」や「職務経歴書」が必要になります。面倒だなと思ってしまう方も多いのが履歴書と職務経歴書ですが、適当に作成すると不合格になることもありますので、注意が必要です。ここでは、職務経歴書の書き方や注意点などをご紹介します。
【採用者がチェックする履歴書のポイントは?】
・保有している資格
保育の現場では「保育士」「看護師」「栄養士」などの資格が求められます。資格によって業務内容が変わるだけでなく、保育とは関係のない資格でも大きなアピールポイントになる場合もあります。
・転職の回数
保育業界に限ったことではありませんが、採用担当者は長く勤務できる人材を探しています。そのため転職回数は大きなチェックポイントになります。転職回数が多いからマイナスということではりませんが、重要なポイントになります。
・通勤可能エリア
小規模保育園が増え、施設をいくつも運営している企業や法人が増えています。そんな中、通勤可能エリアに配属される場合もあります。そのため、通勤可能エリアをチェックされることも多くなっています。
【採用者がチェックする職務経歴書のポイントは?】
・スキル
現時点でのあなたの対応可能な業務をチェック、確認します。入社後に任せる仕事やどんな場面で活躍できるのかを確認・判断します。
・業務内容
これまでの業務を通してどんなことが身に付いたのかをチェックします。また経験の判断やどのような場面で活躍できるかを確認しています。
・過去の施設形態
一口に保育といっても認可保育園、認証園、病児保育、託児所など施設によっても業務内容がことなります。どんな施設でどんな子どもたちと接してきたのを確認します。
【履歴書&職務経歴書を書く際の注意事項】
履歴書や職務経歴書を記載する際の注意事項をまとめています。
■履歴書
①黒いペンを使用 する※消えるペン不可
②誤字脱字に注意する
③修正テープ・ペンは使用しない
④入学・卒業・入社・退職年月は正しく記入
⑤和暦・西暦を統一する
⑥日付を記入するのは提出日
⑦写真はサイズに合わせて切る
⑧連絡先は繋がりやすいものを記載
⑨学歴・職歴を書く※学歴は高校卒業から記載
⑩学校名・学部・学科は正式名称で書く
⑪異動は年月・施設名まで記入する
⑫「入社・退社」または「入職・退職」で統一し、最後に「以上」をつける
⑬ 資格は正式名称で、取得した順に書く
⑭ 志望動機は具体的に記載する
⑮自宅から希望勤務地までの所要時間を記入
⑯ 扶養家族・配偶者の有無も必ず記載
写真の貼り忘れや記入漏れがないかしっかり確認し、予めコピーを取ってご自身で整理できるようにしましょう。
■職務経歴書
①保育園の形態や園児数などを記入
②事業内容・雇用形態・職種などを記入
③保育園での担任業務・職務内容ついて詳細を記載
④アピールするポイントを見出しに大きく書く
⑤文章量に気をつける※60~80文字程度が最適です
⑥アピール内容を「」などを付けて協調
⑦これまでの経験で保育に活かしたいことを記載
履歴書と職務経歴書のズレがないか、また自己PRは目につきやすく、簡潔にまとめられているかなどチェックが必要です。こちらも必ずコピーを取っておきましょう。